自然体験を大切にしています。それは、自然に勝る教材はないと考えているからです。自然の中で、植物の変化、風の音、気象の変化、四季の移ろい等を通して五感を刺激し、感覚機能を鍛えることに繋げています。
あえて遊具も何もない自然へ遊びに行くことで、自然物を自由な発想で使用し、遊ぶことも大切にしています。
決められた遊具が無いからこそ、子ども達が自ら考え遊びのアイディアを出し合い、見立て遊びやごっこ遊びを楽しみ、より五感を刺激し、発想力、考える力、想像力を豊かなものにしていきます。

自然の中には、雑木林や木の枝などの危険もあります。その中で鬼ごっこや追いかけっこ、木登りを楽しむ子ども達は、自然とその危険を避け、反射神経を鍛えながら危険管理能力を育てることにも繋がっているのです。自然の中で色々な遊びに挑戦することで、怪我をすることも少なくありません。ですが、その経験から得るものもたくさんあります。次は怪我をしないように工夫しようと考える力、どの程度までが安全なのか自ら見定め、力をコントロールすること、困難にぶつかった時に乗り越えようとする力など、自然からたくさんのことを学んでいます。